金屋石採掘場跡


金屋石採掘場跡
庄川の右岸、合口ダムから小牧発電所対岸まで、約1千メートルに渡り無尽蔵に繋がる緑色凝灰岩の岩盤。
ここから採掘された石を「金屋石(かなやいし)」といい、江戸時代から昭和30年頃まで、各所に広く使用されてきました。
細工がしやすく、しかも比較的弾力性に富む為、建築用材として多く用いられるだけではなく、神社や寺院の狛犬燈籠などをはじめ、各種装飾用にも使われました。
金沢城再建時(1632年)には城内に水を運び入れる樋石(ひいし)※石管とも言う
として2,000本余が切り出され、能登半島を巡って運搬されたと言われています。